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空き家の割合 5

空き家の割合 1
空き家の割合 2
空き家の割合 3
空き家の割合 4  の続きです。

現住居以外の住宅を所有している世帯

現居住以外の住宅を所有している世帯 9.5%
上記のうち、居住世帯のない住宅を所有している世帯 2.6%

 

現居住以外の住宅を所有している世帯は法人は含まないので、
基本的には個人所有の別荘や賃貸住宅などを所有している世帯ということです。

 

図8の空き家のうち、その他が52.8%ということですが、
その他に含まれるものは一体何なのかが気になるところです。
世帯数にすると約72万9000戸です。

 

所有者不明空き家も上記にはそもそも入っていない。
所有者はわかっているけれど、廃墟のような状態の空き家。
相続で所有者未確定の空き家。

 

 

現住居以外の住宅を所有している世帯は家計を主に支える者の年齢が高いほど多い傾向

50-54歳 45万2千世帯・10.2%
55-59歳 58万世帯・13.4%
60-64歳 63万8千世帯・14.7%
65-69歳 78万7千世帯・14.6%
70-74歳 66万4千世帯・13.8%
75-79歳 48万4千世帯・12.3%

時代背景もあり、60歳代にピークがあることがわかります。
と、なると、これから20年程度の間にこれらの物件の所有権も移る可能性が高くなります。

 

現居住以外の住宅も積極的に活用していられる間は良いですが、
状況の変化や社会情勢の変化で活用できなくなった時のことも並行して考えていく必要があります。

 

今回で平成30年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計の結果については終了です。
今後も行政の統計を踏まえた考察を続けたいところです。

 

出典
平成30年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計 結果の概要

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