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空き家の割合 3

空き家の割合 1 空き家の割合 2 の続きです。

持ち家の取得方法

持ち家の取得方法は新築が最多

新築(建て替えを除く)30.2%
新築の住宅を購入 22.5%
建て替え 17.2%

中古住宅 14.7%
(リフォーム前住宅 10.3%、リフォーム後住宅 4.5%)

日本では、新築がダントツで多いことはよく知られていることですが、取得時に新築を購入すると必然的に中古住宅に余剰ができて放置されがちであるということが実質的にもよくわかります。住居用建物のみならず、商業用建物もリフォームというかリノベーションよりは建て替えが多いですよね。

1970年以前は住宅の取得方法が相続・贈与でありました。
長男が家を継ぐ、ということがこの数字に表れていると思います。

一方で、1970年以降は新築を購入する割合が年々増加し、近年では44.0%まで上昇。
相続・贈与での取得は1.6%まで低下。
親も子も家を所有するということでしょう。

と、なると、ますます空き家が増えるという現象が起きます。起きていますが。

借家の家賃

家賃は専用住宅で3.0%増加、店舗、その他併用住宅1.3%減

併用住宅とは1階に店舗、2階に住居があるような住宅。
確かに、私が子供の頃より減っていると感じます。
共同住宅(マンションや団地等)の低層部分に店舗が入っているところはありますが、
小規模な個人商店と思われるような併用住宅は
商売の仕方が変化したことや、
リフォームのしにくさ、
税金面での優遇が低い
というようなことからか減っているのですね。

推測ですが、空き家になっている併用住宅や店舗部分を使用していない併用住宅も増加傾向でしょう。

 

こちらのデータは全国のデータなので、地域によっても結果が変わるのではないかと思います。

概ね増加傾向ですね。
給与住宅(いわゆる社宅)が11.0%増加というのは、どのように考えたら良いのでしょうか・・・。
給与は上がらないけれど、社宅家賃は上がっているということなのか。
給与の高い方や広い部屋が必要な方が社宅に住んでいるということなのか。
他にも何か、理由があるのか。

空き家とは別の意味で気になるところです。

 

次回も引き続き、平成30年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計の結果を考察していきます。

 

出典
平成30年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計 結果の概要

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