記事
1.312023
所有土地の状況 1
世帯が所有している土地の状況
現住居の敷地を所有している世帯 48.1% 25,906世帯
現住居の敷地以外の土地を所有している世帯 13.1% 7,054世帯
このことからわかることは、持ち家の方でも土地も所有している世帯は半分弱ということですね。
意外と少ないと感じます。
自己の名義でないというだけで、家族や親族の名義ということもあるかとは思いますが。
借地に持ち家を建てている方は、どこかで権利関係で問題になる可能性はありますので、少なくとも名義は実態に合わせたものにしておきたいところですね。
現住居の敷地以外の土地を所有している世帯の割合は年齢階級が高くなるほど高くなる
こちらは容易に想像できる結果ではないでしょうか。
時代の境目がこの調査時点での55歳ということがよくわかります。
今後、どのような割合となるのかは未知ではありますが、
・相続人となると土地を所有する可能性のある方は増える。
→30年くらい下の世代に、所有者が激増する可能性もなくはない?
・相続人となっても土地を売却するとなると誰の(どの年代の)手に渡るかはランダム
と、いうところでしょうか。
所有者不明土地、増える一方ですので、どうにかしたいけれど、どうにもできないという方はご一報いただければと思います。
現住居の敷地以外の土地を所有している世帯の割合は年間収入階級が高くなるほど高くなる
こちらも当然のような気がしますが、今後は上記のように相続で土地を所有するという方も増えてくると思いますので、維持費捻出ができるかどうかが、所有し続けられるかどうかの分かれ目となるでしょうね。
現住居の敷地以外の土地を所有している世帯の割合は自営業主が多い
自営業主と言っても、職種にもよりますが、
農業や林業に携わっている方は必然的に居住地以外の土地を所有しているでしょうし、
自宅とは別に会社の建物を自己所有していれば、土地を自分の名義で所有することも可能性としては高いでしょう。
今後は職種に限らず、所有する機会には多く触れられるような時代ではありますので、
空き家、空き物件を放置するくらいであれば、サラリーマンであったとしてもどんどん活用されることをお勧めします。
とにかく、住宅は使わないと劣化が激しいですし、安いものではありませんので、活用の方向で検討しましょう。
また、活用方法が賃貸しか思いつかない!という方もご一報いただければ、要望に合わせた活用方法をご提案させていただきます。