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空き家の割合 1

総住宅数と総世帯数

2018年10月1日における調査
総住宅数:6240万7千戸
総世帯数:5400万1千世帯

人口が減少している割には住宅数、世帯数共に増加していることがわかります。
核家族というか、一人暮らしの世帯が増えているということですね。
個人的には一人暮らしをしたことがないので、一人暮らしは今からでもしたいものです。

空き家数

2018年10月1日における調査
空き家数:848万9千戸 3.6%増加
空き家率:13.6%

住宅数と世帯数が増えている一方で、空き家率も増えている。
それは相続などで承継した家、入院等での空き家分でしょう。

 

空き家の内訳
賃貸用住宅 432万7千戸 0.8%増
売却用の住宅 29万3千戸 4.9%減
二次的住宅(別荘など)38万1千戸 7.5%減
その他住宅 348万7千戸 9.5%増
→上3つに分類されない住宅で長期に渡り不在住宅、建て替えのために取り壊し予定、空き家区分の判断が困難な住宅を含む、ということです。

・その他住宅の増加率は減少しているものの、賃貸用住宅と同じくらいの空き数であり、今後、用途の決まっていない住居や土地は、利活用を考えたいものですよね。人の住まない家は、劣化が激しくなり資産価値も急速に落ちてしまいますからね。雨漏りも気が付かず、外壁が割れてしまったり、隙間から得体の知れない植物が成長してしまったり・・・。

・賃貸用住宅は賃貸から分譲への移動、単身用住宅の余剰、新築賃貸人気というところでしょうか。子供の数が減れば、一人暮らしの学生も必然的に減りますし、就職しても自宅から通勤やフルリモートとなれば単身用住宅の需要は減りますね。このことは地域差がかなりある部分だとは思いますが、東京23区で単身用住宅(ワンルームや1Kなど)は過剰供給というのは感じます。

 

こんなに使用していない住宅があるのは、本当にもったいない。
空き家が空き家問題になる前に、利用して、収益化したいものですよね。

 

次回も引き続き、平成30年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計の結果を考察していきます。

 

出典
平成30年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計 結果の概要

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