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5. 補助金の相談前に準備しておくこと

補助金の基礎知識・05

補助金について相談したいけれど、何を準備すればよいか分からない。そんなときは、まず「どのような事業をしていて、何を改善したいか」を簡単に整理してみてください。初回から事業計画書や資料をすべて完成させる必要はありません。この記事では、相談を具体的に進めるための準備を紹介します。

この記事の目次

買いたいものとあわせて目的を伝える

設備やシステムの名前だけでなく、それを使って解決したい課題を伝えると、取組の内容を整理しやすくなります。例えば「予約システムを導入したい」という場合は、予約対応に時間がかかる、転記ミスがあるなど、現在の困りごとも書き出しておきましょう。

対応にかかる時間や件数など、分かる範囲の数字も役立ちます。確認できた実績と、今後の目標・見込みは分けて記載します。目標がまだ決まっていなければ、その点も相談内容の一つにできます。

手元にある資料から準備する

次の表は相談のための整理例です。補助金申請時の必須書類一覧ではありません。まずは手元にある資料を用意し、不足するものは相談後に確認していきましょう。

画面が狭い場合は、表を横にスクロールできます。

初回相談に向けた資料の整理例
準備する資料 確認したいこと 初回相談での目安
事業の概要 業種・所在地・従業員数など HPや会社案内、簡単なメモ
決算・申告資料 売上や利益、事業の規模 直近の決算書・確定申告書等
導入したいもの 仕様・数量・価格・用途 見積書、カタログ、商品URL
実施時期と予算 発注予定日・必要資金 予定表や概算のメモ
検討中の制度 制度名・公募回・期限 公式ページや公募要領

法人の場合は定款や登記事項証明書、個人事業主の場合は青色申告決算書や収支内訳書などが参考になることもあります。証明書は有効な発行時期が指定される場合があるため、相談前に一律に取り直す必要はありません。

すでに進めている取引は日付も伝える

見積の取得だけなのか、発注・契約・支払いまで済んでいるのかを区別して伝えてください。交付決定前の発注等が対象外となる制度もあるため、すでに進めた取引は、注文メールや契約書など日付が分かる資料で確認します。[1]

予算と実施したい時期を整理する

予算は税抜額・税込額を分け、関連費用も含めて考えます。用意できる自己資金、借入予定額、通常の運転資金として残したい額もメモしておきましょう。

補助金の入金前に費用の支払いが必要となる制度もあります。補助金を受け取る前提だけで支払予定を組まず、資金をいつ、いくら用意できるかを確認しておきましょう。[1]

希望時期は「申請したい時期」だけでなく、「設備を使い始めたい時期」「取組を終えたい時期」も伝えます。変更できない納期やイベントがあれば、最初に共有してください。

制度名が未定でも相談できる

制度が未定でも、事業内容と投資予定から相談できます。候補があれば、制度名・公募回・公式ページのURLを用意してください。条件に合う制度がない場合もあります。[1]

過去に受けた補助金や、現在申請中の補助金・助成金も伝えてください。今回の取組や経費との重複、併用に関する条件を確認するための情報になります。

電子申請の準備状況も確認する

電子申請ではGビズIDプライム等が必要となる場合があります。取得の有無とログインできるかを確認しましょう。アカウントの種類によって利用できるサービスが異なるため、申請先の指定も確認します。[2]

初回相談では、取得状況や困っている操作を伝えれば十分です。支援を依頼する場合は、制度に対応した委任・代理申請の方法を確認します。

まずは短いメモから始めましょう

「現在の課題」「やりたいこと」「概算予算」「希望時期」「すでに進めた手続」の5点を、一枚のメモにまとめてみてください。分からない部分は空欄でも構いません。資料を完璧にそろえることより、現在の状況を正確に共有することが大切です。

※2026年10月10日確認。必要書類や申請条件は制度・公募回によって異なります。申請時は最新の公募要領等をご確認ください。

執筆:たかえす行政書士事務所

行政手続・補助金・資金調達・会計経理の実務を支援しています。事務所案内を見る

参考情報

  1. たかえす行政書士事務所 補助金申請・採択後支援
  2. デジタル庁 GビズID公式サイト

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