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持ち家の増改築・改修工事 1

高齢者が住む住宅のバリアフリー化率

65歳以上の世帯院のいる主世帯のうち
一定のバリアフリー化をしている(2箇所以上の手すりの設置又は段差のない屋内) 42.4%
高度のバリアフリー化をしている(2箇所以上の手すりの設置又は段差のない屋内及び廊下などが車椅子で通行可能な幅) 8.8%

高齢化とともに、一定のバリアフリー化をしている住宅の割合が増えているということが数値からも明らかです。
必要に迫られて、手すりをつけるということもあるでしょう。
段差をなくすということは、元々の住宅の作りによっても簡単にはできないこともあるでしょうね。
これから新しく住宅を建てるという場合は、自分が高齢になるまで住むかどうかは別として、
リフォームの余地も残した設計が必要なのかもしれません。

 

2014 年以降に行われた持ち家の増改築・改修工事等の状況

持ち家の全体のうち 27.5%が増改築・改修工事を行なっています。
そして、増改築・改修工事を行なった場所は

台所・トイレ・浴室・洗面所の改修工事 15.0%
屋根・外壁等の改修工事 11.1%
天井・壁・床等の内装の改修工事 7.2%
その他の工事 10.5%

上記は全世代の割合ですが、台所・トイレ・浴室・洗面所の改修工事の割合はどの世代でも一番多い割合だという結果が出ています。やはり、水回りは毎日使う、かつ、生活に欠かせないというところからも、必要に迫られた改修工事が多いというのは実体験からもわかります。

次に割合として多い、屋根・外壁等の改修工事。
こちらも、損傷があった場合には改修せざるを得ない箇所。
10年に一度くらいは、修繕、改修をすることになりますね。

以前住んでいた、我が家でも雨漏りがありました。
賃貸でしたので、オーナーへ連絡して補修してもらいましたが、次の日にすぐというわけにもいかず、数ヶ月に渡ったと記憶しています。

その他の工事の内訳が不明ですが、おそらくバリアフリー化はここにも含まれていると思われます。
高齢世帯がダントツで多いことからも予測できますね。
壁に手すりをつけるとなると、壁の補強が必要になる場合もあると思いますので、そちらにも入っているとは思いますが。

持ち家ということは、物理的な故障の補修や修繕が必要であるとともに、
生活スタイルに合わせた変化にもそれぞれで対応しなければならないということになり、
そのまま住み続ける場合には、変化に対応するための工事費も日々積み立てる必要があるということですね。

 

出典
平成30年住宅・土地統計調査 住宅の構造等に関する集計 結果の概要

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